齲蝕予防効果臨地実験における有意性判定と実験対象について
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概要
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齲蝕予防効果を判定する実験で必要な対象数を試算した。資料はさきに新潟県守門村で行なつた弗素歯磨の研究の結果のうち, 比較的効果が大きかつた小学校2年生, 3年生, 4年生の平滑面齲蝕に対する場合について行なつたものである。齲蝕好発部位数に対する, 齲蝕発生部位数の割合に基づいて計算したX<SUP>2</SUP>-検定の結果では1群約50人でもよいように考えられた。しかし各群1人ずつ増減させた場合のすべてについてX<SUP>2</SUP><SUB>0</SUB>の値を算出した結果からでは, 3年生, 4年生ではこの実験をくりかえし行なつたとすると, 1/4〜半分近く有意差が得られない場合が起る事が予想された。このようなことが起らないためには少くとも1群60〜70人が必要であり, また齲蝕の増加した人と増加しない人との差の有意性を判定しようとする場合には1群150〜180人を要することが推定された。
- 有限責任中間法人 日本口腔衛生学会の論文
著者
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大西 正男
東京医科歯科大学歯学部 微生物学教室
-
岡田 昭五郎
東京医科歯科大学歯学部予防歯科学教室
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岡田 昭五郎
東京医科歯科大学
-
谷 宏
東京医科歯科大学歯学部予防科学教室
-
谷 宏
東京医科歯科大学予防歯科学教室
-
大西 正男
東京医科歯科大学歯学部予防歯科学教室
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大西 正男
東京医科歯科大学
-
谷 宏
東京医科歯科大学歯学部予防歯科学教室
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