Streptococcus mutansのう蝕感受性歯面別分布に関する研究
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概要
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実験1: 本学付属衛生士学校の学生20名の3 3部唇舌側平滑面及び臼歯部小窩裂溝から歯垢を採り, う蝕病原菌であるStr. mutansのTotal streptococcusに対する比率を調べた。3 3部平滑面からはStr. mutansは全く検出されなかったのに反し, 臼歯部小窩裂溝からは100%検出されStr. mutans/Total Str. (×100) は29.30±27.34であった。<BR>実験2: 予防歯科外来患者20名 (19歳〜52歳) の3 3部唇舌側平滑面, 3 3部centact pointを有する隣接面及び臼歯部小窩裂溝から歯垢を採り, 実験1と同様に調べた結果, 検出者率で3 3部平滑面は0%, 3 3部隣接面は20%, 臼歯部小窩裂溝は65%であった。また3 3部隣接面のStr. mutans/Total Str. は臼歯部小窩裂溝でのそれの約1/8であった。
- 有限責任中間法人 日本口腔衛生学会の論文
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