飼育試験と鰾の個体発生から推察したカンパチ仔魚の鰾開腔メカニズム
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概要
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カンパチ仔魚の鰾開腔メカニズムを理解するために,流動パラフィンで水面と空気を遮断した水槽を用いて仔魚を飼育し,開腔状況を調査するとともに,仔魚の鰾の個体発生を組織学的に調べた。カンパチ仔魚の開腔率は水面遮断水槽ではきわめて低かった。鰾は消化管背部の一部が膨出して形成された。3 日齢以降の仔魚では消化管と鰾を連絡する気管の存在が確認され,5 日齢以降には気管の閉塞・分離がみられた。カンパチ仔魚は,開口後の 3〜4 日齢にかけて,水面からの空気呑み込みによって鰾に最初のガスを導入し開腔することが示唆された。
著者
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平田 喜郎
東京海洋大学海洋生物資源学科
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照屋 和久
(独)水産総合研究センター志布志栽培漁業センター
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今井 彰彦
東京海洋大学海洋生物資源学科
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岩崎 隆志
(独)水産総合研究センター養殖研究所上浦栽培技術開発センター
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浜田 和久
(独)水産総合研究センター養殖研究所上浦栽培技術開発センター古満目分場
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橋本 博
(独)水産総合研究センター志布志栽培漁業センター
-
虫明 敬一
(独)水産総合研究センター五島栽培漁業センター:(現)(独)水産総合研究センター栽培漁業部
-
浜崎 活幸
東京海洋大学
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