マハタおよびクエ仔稚魚の成長にともなう体密度の変化
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概要
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マハタとクエの種苗生産で仔稚魚が沈降しやすい時期を把握するため,仔稚魚の体密度を調べた。両種ともふ化から鰭棘の伸長開始までは中性に近い浮力を示したが,棘伸長後に体密度は増大し,全長 11 mm 頃に 1.060〜1.070 g/cm3 に達して以降変化しなかった。マハタでは鰾は開腔しなかったが,クエでは全長 19 mm 頃から開腔率が高くなり,体密度は 1.024〜1.035 g/cm3 に低下した。鰭棘の伸長開始期には棘による抗力がまだ小さいことから,仔魚は体密度が増大し始めるこの時期に沈降しやすいものと考えられた。
- 2009-07-15
著者
-
平田 喜郎
東京海洋大学海洋生物資源学科
-
浜崎 活幸
東京海洋大学海洋生物資源学科
-
照屋 和久
(独)水産総合研究センター志布志栽培漁業センター
-
虫明 敬一
(独)水産総合研究センター養殖研究所栽培技術開発センター
-
照屋 和久
日本栽培漁業協会八重山事業場
-
虫明 敬一
(独)水産総合研究センター五島栽培漁業センター:(現)(独)水産総合研究センター栽培漁業部
-
浜崎 活幸
東京海洋大学
-
照屋 和久
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所八重山庁舎
-
虫明 敬一
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所
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