アルミニウムのけい光定量 : けい光分析におけるヒドラゾン誘導体について(第2報)
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概要
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酢酸,フェニル酢酸,安息香酸およびイソニコチン酸のヒドラジドと2-ヒドロキシ-1-ナフトアルデヒドからヒドラゾンを合成し,スポットテストにより金属イオンとの反応を行なったところ,これらのヒドラゾンは酢酸酸性でアルミニウムと反応して強いけい光を示した.そのなかで安息香酸ヒドラゾンとアルミニウムからは励起極大波長395mμ,けい光極大波長475mμのけい光性錯体を形成した.またこのヒドラゾン-アルミニウム錯体のけい光はほかのアルミニウム錯体のけい光よりも強いので,安息香酸ヒドラゾンを用いてアルミニウムのけい光定量法を確立した.<BR>試薬(安息香酸ヒドラゾン)とアルミニウムをpH4.6の酢酸塩緩衝液中で40〜42℃,30分間加温して得られるけい光を測定する.この方法によるとアルミニウムの0.1〜1.0μg/m<I>l</I>の間で濃度とけい光強度の間に直線関係が成立した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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