ピリドキサールおよびピリドキサール-5-リン酸のけい光定量 : けい光分析におけるヒドラゾン誘導体について(第1報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ピリドキサールおよびピリドキサール-5-リン酸はイソ酪酸ヒドラジドと反応してヒドラゾンを生成し,炭酸ナトリウムアルカリ性で緑色の強いけい光(励起極大波長380mμ,けい光極大波長490mμ)を示すので,その強度を測定することによってピリドキサールおよびピリドキサール-5-リン酸のけい光定量法を確立した.ピリドキサールとピリドキサール-5-リン酸は同一条件で定量が可能であり,またピリドキサール-5-リン酸が酸ホスファターゼによって加水分解して生じたピリドキサールを同様の方法で定量できた.そのため酸ホスファターゼを用いる方法を組み合わせると,ピリドキサールおよびピリドキサール-5-リン酸の分離定量が可能となった.ピリドキサールは塩酸塩として0.01〜1.0μg/m<I>l</I>,ピリドキサール-5-リン酸は0.1〜1.0μg/m<I>l</I>の間で濃度とけい光強度の間に直線関係が成立した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 3-アミノ-2(1H)-キノリンチオンによるけい光分析(第2報)p-アミノフェノールおよびアセトアミノフェンのけい光定量
- 3-アミノチオカルボスチリルによるキノン類のけい光定量
- On the Retention Index
- 線型ガスクロマトグラフィーにおける直列カラムのモーメントベクトルの加成性
- 薬学研究奨励財団
- ヒト正常胎児の総水銀含有量について
- 分子構造と保持値の関係(第2報) : ω-フェニルアルキル誘導体
- 分子構造と保持値の関係(第1報) : 一置換トルエン誘導体
- 保持指標と沸点の間の関係
- L-アスコルビン酸およびその塩のガスクロマトグラフィーによる定量
- ヒト卵胞液中のエストロゲン類とアルギニンアミダーゼの挙動
- 2,3-ジアミノナフタレンを用いる亜硝酸及び亜硝酸アミルの蛍光定量
- N-ブロモスクシンイミドで酸化したプリン類の4,5-ジメチル-o-フェニレンジアミンとの蛍光反応生成物
- 銅のけい光光度滴定
- けい光分析におけるヒドラゾン誘導体について(第3報)ヒドラゾン誘導体の発けい光性およびけい光性金属錯体の生成と構造との関係
- α-アミノチオフェノールによるけい光分析(第5報)ニトロフラゾンのけい光定量
- o-アミノチオフェノールによるけい光分析(第4報)フルフラールおよび糖類の分析
- o-アミノチオフェノールによるけい光分析(第3報)ベンゾチアゾール誘導体のけい光
- o-アミノチオフェノールによるけい光分析(第2報) : 塩酸トンジルアミンのけい光定量
- 薬剤師国家試験の不成績の原因をさぐる(薬剤師国家試験問題はこれでよいだろうか)
- □オクテット
- 〔I〕混合医薬品の定性定量分析シンポジウムについて(混合医薬品の定性定量分析第19回日本薬学大会)
- キノンジクロルジイミドによるキノホルムの定量法
- アルデヒドのけい光反応とバニリンの定量 : ο-アミノチオフェノールによるけい光分析(第1報)
- イソニコチン酸ヒドラジドのけい光定量
- アルミニウムのけい光定量 : けい光分析におけるヒドラゾン誘導体について(第2報)
- ピリドキサールおよびピリドキサール-5-リン酸のけい光定量 : けい光分析におけるヒドラゾン誘導体について(第1報)
- 12 医薬品分析
- テトラサイクリンのけい光定量
- 2-ベンゾチアゾリールフェニルケトン-チオセミカルバゾンによる銅,コバルト,ニッケル,カドミウム,亜鉛の比色定量 : 有機試薬としてのチアゾール誘導体に関する研究(第10報)
- 2-ベンゾチアゾリールフェニルケトオキシムによる銅,コバルト,ニッケルの比色定量 : 有機試薬としてのチアゾール誘導体に関する研究(第9報)
- 2-ベンゾチアゾリールアルデヒド-2-ベンゾチアゾリールヒドラゾンおよび2-α-ナフトチアゾリールアルデヒド-2-ベンゾチアゾリールヒドラゾンによる銅,コバルト,ニッルルの比色定量 : 有機試薬としてのチアゾール誘導体に関する研究(第8報)
- チアゾールアルデヒド誘導体と金属イオンとの反応 : 有機試薬としてのチアゾール誘導体に関する研究(第6報)
- 4,4-ビチアゾール誘導体と金属イオンとの反応 : 有機試薬としてのチアゾール誘導体に関する研究(第7報)
- チアゾールチオ尿素誘導体の酸解離定数ならびに銅キレートの安定度定数 : 有機試薬としてのチァゾール誘導体に関する研究(第12報)
- チアゾールアルデヒド,ケトン類-オキシム,チオセミカルバゾン誘導体の酸解離定数ならびに銅キレートの安定度定数 : 有機試薬としてのチアゾール誘導体に関する研究(第11報)
- 1, 8-diaminonaphthaleneを固定相液体とする芳香族化合物のガスクロマトグラフィー : 芳香族化合物のガスクロマトグラフ的挙動(第1報)
- キノンジクロルジイミドによるスルピリンのけい光定量法
- キノンジクロルジイミドによるアミン類の呈色反応および定量法
- 二級アミンの比色定量法
- ベンザルコニウム塩の熱分解ガスクロマトグラフィー
- アルキルアニリニウム塩の熱分解ガスクロマトグラフィー
- アルキルピリジニウム塩の熱分解ガスクロマトグラフィー
- ガスクロマトグラフィーによるシッフ塩基生成反応の活性化エネルギーの測定(ノート)