チアゾールアルデヒド誘導体と金属イオンとの反応 : 有機試薬としてのチアゾール誘導体に関する研究(第6報)
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概要
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チアゾールァルデヒドのオキシム誘導体(I)はPd<SUP>2+</SUP>,Cu<SUP>2+</SUP>,Co<SUP>2+</SUP>,Ni<SUP>2+</SUP>,Au<SUP>3+</SUP>と,チオセミカルバゾン誘導体(II)はPd<SUP>2+</SUP>,Cu<SUP>2+</SUP>,Ag<SUP>+</SUP>,Hg<SUP>2+</SUP>,Au<SUP>3+</SUP>,Co<SUP>2+</SUP>,Ni<SUP>2+</SUP>,Cd<SUP>2+</SUP>,Pt<SUP>4+</SUP>,Zn<SUP>2+</SUP>,Bi<SUP>3+</SUP>,Pb<SUP>2+</SUP>と,2-ベンツチアゾリールヒドラゾン誘導体(III)はPd<SUP>2+</SUP>,Cu<SUP>2+</SUP>,Ag<SUP>+</SUP>,Hg<SUP>2+</SUP>,Au<SUP>3+</SUP>,Co<SUP>2+</SUP>,Ni<SUP>2+</SUP>,Cd<SUP>2+</SUP>,Fe<SUP>2+</SUP>と,<I>p</I>-アミノジメチルアニリンのアゾメチン誘導体(IV)はPd<SUP>2+</SUP>,Cu<SUP>2+</SUP>,Ag<SUP>+</SUP>,Hg<SUP>2+</SUP>,Au<SUP>3+</SUP>,Pt<SUP>4+</SUP>,Fe<SUP>3+</SUP>,Cr<SUP>3+</SUP>などと鋭敏に反応する.確認限度γ/0.05ccは(I)=Pd<SUP>2+</SUP>0.25γ,Cu<SUP>2+</SUP>1.0γ,Co<SUP>2+</SUP>0.075γ,Ni<SUP>2+</SUP>0.5γ,Au<SUP>3+</SUP>2.5γ,(II)=Pd<SUP>2+</SUP>,Au<SUP>3+</SUP>,Cd<SUP>2+</SUP>0.25γ,Cu<SUP>2+</SUP>0.075γ,Co<SUP>2+</SUP>,Ni<SUP>2+</SUP>0.025γ,Ag<SUP>+</SUP>,Hg<SUP>2+</SUP>0.5γ,Pt<SUP>4+</SUP>,Pb<SUP>2+</SUP>2.5γ,Zn<SUP>2+</SUP>0.1γ,Bi<SUP>3+</SUP>1.0γ,(III)=Pd<SUP>2+</SUP>Ag<SUP>+</SUP>,Hg<SUP>2+</SUP>1.0γ,Cu<SUP>2+</SUP><SUP>2+</SUP>,Co<SUP>2+</SUP>,Ni<SUP>2+</SUP>,Cd<SUP>2+</SUP>0.25γ,Au<SUP>3+</SUP>5.0γ,(IV)=Pd<SUP>2+</SUP>,Cu<SUP>2+</SUP>,Ag+5.0γ,Au<SUP>3+</SUP>,Pt<SUP>4+</SUP>,Cr<SUP>3+</SUP>2.5γ,Hg<SUP>2+</SUP>,Fe<SUP>3+</SUP>0.5γである.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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