3-アミノチオカルボスチリルによるキノン類のけい光定量
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概要
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p-ベンゾキノン類と3-アミノチオカルボスチリルとを微量の過酸化水素の存在下,硫酸酸性で沸騰水浴中において加熱した後,溶液をpH12に調節し,励起波長394nm,けい光波長530nmにおけるけい光強度を測定することにより,(0.5〜5.0)μg/mlのp-べンゾキノンの定量を行った.又,1,4-ナフトキノン類と3-アミノチオカルボスチリルとを硫酸酸性で75℃に加熱した後,アルカリ性でクロロホルムで抽出し,そのけい光強度を励起波長564nm,けい光波長610nmにおいて測定することにより,(0.01〜0.5)μg/mlの1,4-ナフトキノンの定量を行うことができた.なお,本法によってはo-ベンゾキノン類,1,2-ナフトキノン類はけい光を発しない.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1979-06-05
著者
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