クロラミンTとチモールによるアンモニアの比色定量
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概要
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アンモニアの比色定量法として種々の試薬の組み合わせによるインドフェノールの発色法が提案されているが,そのうち,試薬の安定性がすぐれているクロラミンT-チモール法について操作条件の検討を行なった.最適条件として次の操作法を得た.試料20m<I>l</I>にpH 5.5の水酸化ナトリウム-フタル酸水素カリウム緩衝液1m<I>l</I>, 1%クロラミンT溶液1m<I>l</I>を加え, 1分後に3.5%チモールのアセトン-メチルアルコール溶液2m<I>l</I>を加える. 2分以内に0.4<I>M</I>水酸化ナトリウム溶液1m<I>l</I>を加え, 13〜22℃で150分以上放置後,波長670mμで吸光度を測定する.通常の天然水中に含まれる無機成分,あるいは1ppm程度のアミノ酸類は妨害とならない. Sandellの表示による感度は0.0017μg NH<SUB>3</SUB>-N/cm<SUP>2</SUP>であり,従来のクロラミンT-チモール法に比べきわめて高感度である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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松永 勝彦
北海道大学大学院水産科学研究科
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松永 勝彦
北海道大学水産学部水産化学科分析化学教室
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松永 勝彦
北海道大学水産学部水産化学科
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Matsunaga Katsuhiko
Graduate School Of Fisheries Sciences Hokkaido University
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西村 雅吉
北海道大学名誉教授
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杉野 邦雄
函館海洋気象台 現在 東京工業試験所
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西村 雅吉
北海道大学水産学部水産化学科
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