ナフチルエチレンジアミンによる抽出,アゾ色素生成によるアルキルベンゼンスルホン酸の比色定量
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概要
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陰イオン界面活性剤であるアルキルベンゼンスルホン酸(ABS)の抽出試薬としてN-1-ナフチルエチレンジアミン(NEDA)を用い,定量条件を検討した. 1,2-ジクロロエタン中にABSとイオン会合体を作って抽出されたNEDAに亜硝酸,スルファニルアミドを反応させると赤色のアゾ色素を生成し,その極大吸収波長は540nm,見掛けのモル吸光係数は4.8×l0^4mol^<-1>cm^<-1>dm^3であった. O.5ppm ABS溶液100ml,O.1ppm溶液500mlを用いた場合の相対標準偏差は,それぞれO.2%,O.6%であり,検量線も良好な直線性を示した. 共存イオンの影響としては,天然水中に通常含まれる陰,陽イオンはかなり多量でも妨害しない. 又I-,SCN-,CI0_4-の共存も許された.
- 1983-01-05
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