慢性B型肝炎に対するヒト白血球インターフェロンの効果
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概要
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慢性B型肝炎8例にIFN-αを5〜6回隔日投与(総量38×106-75×106IU)し,IFN-αの抗ウイルス作用および臨床効果を検討した.IFN-αの投与により全例血清DNA-P活性は低下し,8例中4例は投与後も持続的にDNA-P活性は検出されなかった.しかし残りの4例はIFN-α投与終了後再上昇した.またIFN-α投与によるeAg→eAbへのseroconversionは2例に認めたが,これらはIFN-αの影響よりは自然経過における病勢の安定化が考えられた.しかし,IFN-α投与前の経過からみて,e-Abの持続陽性に対するIFN-αの影響が推測された.以上の成績は慢性B型肝炎に対するIFN-α療法の有用性を示唆するものと考えられた.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
著者
-
皆川 知紀
北海道大学医学部細菌学講座
-
宮崎 保
北海道大学医学部内科学第三講座
-
皆川 知紀
北海道大学医学部細菌学教室
-
伊藤 碩候
北海道赤十字血液センター
-
豊田 成司
札幌厚生病院
-
黒田 誠
北海道赤十字血液センター
-
松島 喬
北海道大学医学部内科学第三講座
-
吉田 純一
北海道大学医学部内科学第三講座
-
宮崎 保
北海道大学
-
前久保 博士
北海道大学第3内科
-
松嶋 喬
北海道大学第3内科
-
小山 稔
北海道大学第3内科
-
奥内 豊
札幌厚生病院内科
-
山城 雅明
北海道大学第3内科
-
種田 裕昭
北海道大学第3内科
-
方波見 文雄
北海道大学第3内科
-
関根 光男
北海道大学第3内科
-
松嶋 喬
北海道大学医学部第3内科
-
皆川 知紀
北海道大学医学部 細菌学講座
-
黒田 誠
北海道赤十字センター
-
伊藤 碩候
北海道赤十字センター
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皆川 知紀
北海道大学細菌学教室
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松嶋 喬
北海道大学保健管理センター
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山城 雅明
北海道大学医学部第3内科
-
種田 裕昭
北海道大学医学部第3内科
-
前久保 博士
北海道大学保健管理センター
-
小山 稔
北海道大学医学部第3内科
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