C型肝炎のインターフェロン療法時の各種HCV抗体価の変動 : NS3, NS4およびcore領域抗体価の検討
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概要
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C型慢性肝炎のIFN療法前後のNS3, NS4およびcore領域のHCV抗体価の測定を,合成ペブタイドを用い,EIA法にて行った,IFN療法の著効+有効群では投与終了時に,NS3およびNS4領域抗体価の低下を,投与終了6ヵ月後には3種類全ての抗体価が有意の低下を認めた.不変群ではIFN投与終了時に,NS4とcore領域抗体価の低下を認めたが,IFN投与終了6ヵ月後には両抗体価は,投与前値に復した.IFN投与終了時にGPTの正常化した症例では,HCV-RNAは,臨床効果にかかわらず,大部分の症例で陰性化した.NS 3領域抗体価の測定は,IFN投与終了時の予後判定の指標になることが示唆された.
著者
-
豊田 成司
札幌厚生病院
-
髭 修平
北海道大学 医学部 放射線科
-
狩野 吉康
北海道大学医学部内科学第三講座
-
宮崎 保
北海道大学
-
奥内 豊
札幌厚生病院内科
-
佐賀 啓良
北海道大学医学部第3内科
-
松嶋 喬
北海道大学保健管理センター
-
狩野 吉康
北海道大学第3内科
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