免疫学的方法による食肉の動物種鑑別法 : II. 加熱肉に対する応用性について
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概要
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1. 加熱肉抽出液の抗原性を検討した結果,牛肉,めん羊肉については,80°C,30分間の加熱まで,豚肉については,80°C,15分間の加熱まで,豚肉については,80°C,15分間の加熱まで抗原性は残存しており,馬肉については90°C,60分間の加熱においてもなお抗原性は残存していることが判明した.2. 豚肉においては,肉抽出液を加熱するにつれて,可溶性たん白質は減少し,その傾向は抗原性の変化とほぼ一致したが,馬肉においては,可溶性たん白質が減少しても抗原性には著しい変化はみられなかった.3. 実験的に作ったソーセージ様加工品の鑑別試験の結果,10%の割合で混入された牛肉,めん羊肉,または馬肉の検出は可能であった.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
著者
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阿部 恒夫
農林省畜産試験場育種部第三研究室
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茂木 一重
農林省畜産試験場育種部第三研究室
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小沢 総一郎
日本食肉加工協会
-
矢野 幸男
日本食肉加工協会
-
茂木 一重
農林省畜産試験場
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矢野 幸男
日本食肉加工協会東京検査所
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