胆道出血をきたした肝細胞癌に対し造影超音波補助下ラジオ波焼灼療法が有効であった1例
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概要
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症例は68歳女性.1997年8月に肝細胞癌(HCC)と診断され,エピルビシンを併用した肝動脈塞栓術(TACE),肝左葉切除術を行った.2004年9月,S7のHCC再発に対してTACEを施行.2007年8月にS7のHCC局所再発を認め,TACEを試みたが肝後区域の肝動脈―静脈シャントのため断念し,ラジオ波焼灼療法(RFA)を施行した.2008年2月に心窩部痛・嘔吐にて救急受診,黄疸と貧血がみられた.内視鏡検査で十二指腸乳頭部から出血がみられ,単純CT所見と合わせてRFA後局所再発部位からの胆道出血と診断した.経鼻胆道ドレナージチューブを留置したが出血は持続した.肝内シャントのため肝動脈塞栓術(TAE)による止血は困難と考え,ソナゾイド造影超音波補助下に再発部位を同定しRFAを施行し止血が得られた.TAE困難な胆道出血に対してRFAにて止血し得た症例を経験したので報告する.
著者
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道堯 浩二郎
愛媛県立中央病院消化器病センター
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二宮 朋之
愛媛県立中央病院消化器病センター
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田邉 敦資
愛媛県立中央病院循環器内科
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宮本 安尚
愛媛県立中央病院消化器病センター
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平岡 淳
愛媛県立中央病院消化器病センター
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一柳 美紗
愛媛県立中央病院消化器病センター
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矢野 誠
愛媛県立中央病院消化器病センター
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小泉 洋平
愛媛県立中央病院消化器病センター
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田鶴谷 奈友
愛媛県立中央病院消化器病センター
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越智 裕紀
愛媛県立中央病院消化器病センター
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中原 弘雅
愛媛県立中央病院消化器病センター
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日高 聡
愛媛県立中央病院消化器病センター
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谷平 哲哉
愛媛県立中央病院消化器病センター
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上原 貴秀
愛媛県立中央病院消化器病センター
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長谷部 昌
愛媛県立中央病院消化器病センター
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