HPLCによる農産物中マレイン酸ヒドラジドの簡易分析
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概要
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マレイン酸ヒドラジドの簡易な分析法について検討した.農産物中のマレイン酸ヒドラジドは水で抽出し,Bond Elut® ACCUCAT カートリッジで精製した.マレイン酸ヒドラジドは,紫外部吸収検出器(測定波長 303 nm)を装着したHPLCにより,簡便に精度良く測定できた.15種類の農産物にマレイン酸ヒドラジドを1.0及び 10 μg/g 添加したときの回収率はそれぞれ 92.6〜104.9% 及び 94.2〜101.3%,検出限界は 0.5 μg/g であった.本法を用いて市販農産物55種242検体について調査したところ,輸入たまねぎ2検体から4.9及び7.2 μg/g 検出された.
- 社団法人 日本食品衛生学会の論文
- 2002-12-25
著者
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田村 康宏
東京都健康安全研究センター
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富澤 早苗
東京都健康安全研究センター
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永山 敏廣
東京都健康安全研究センター
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斉藤 和夫
東京都健康安全研究センター
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立石 恭也
東京都健康安全研究センター
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永山 敏廣
東京都立衛生研究所
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高野 伊知郎
東京都立衛生研究所
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小林 麻紀
東京都立衛生研究所
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田村 康宏
東京都立衛生研究所
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富澤 早苗
東京都立衛生研究所
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立石 恭也
東京都立衛生研究所
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木村 菜穂子
東京都立衛生研究所
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北山 恭子
東京都立衛生研究所
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斉藤 和夫
東京都立衛生研究所
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木村 奈穂子
The Tokyo Metropolitan Research Laboratory of Public Health
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木村 奈穂子
東京都立衛生研究所
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永山 敏廣
東京都健康安全研究セ
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立石 恭也
東京都衛研
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