第3章 選択学習、総合的な学習の時間 第3節 選択学習 個の伸長をはかる選択教科
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概要
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従来の中学校教育は,世界的にも高水準の教育により大きな成果をあげてきた。しかし,すべての生徒に同一の学習内容を画一的に教えることに終始し,知識量をふやすことを目標にしてきたことが問題視されることが多い。生徒一人ひとりに焦点を当て,生徒一人ひとりに応じた教育を行うかが重要視されるようになり,「個の特性に応じた」教育をどのように行うかが,大きな課題となっている。このような実践的研究課題を解決する一つの方法として,一人ひとりの特性を生かし,思考力や創造力,独創性を培い,自主性や主体性を大切にした自己教育力を育む弾力的な「選択履修」の教育課程が必要となる。学習指導要領では,選択履修について,学校や生徒の実態を考慮し,必修教科や総合的な学習の時間などとの関連を図りつつ,授業時数及び内容を適切に定め,選択教科の指導計画を作成するものとされ,課題学習・補充的な学習や発展的な学習など,生徒の特性に応じた多様な学習活動が行えるよう適切に定めることとなっている。本校では,教科間選択教科である「2年選択」を第2学年において実施している。第3学年では,さらに発展的な選択履修を目指し,より専門的な内容を学習する「3年選択」と,個別の課題を追究する「卒業研究」を実施している。「3年選択」は,一日をすべて選択学習に当てる集中活動日を設けて,自由度の高い課題設定を行い,校外活動を可能にしている。
- 2011-06-20
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