中学校での学校適応に関する一般型スクリーニング・アセスメントの実践
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概要
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本研究の目的は,中学校での不登校予防を目的とした学校適応に関するアセスメントの実践の検証を通して,学校教育において一般型のスクリーニング・アセスメントを効果的に行う上での示唆と,スクールカウンセラー(以下SC)の役割について検討することであった。まず,実践中学校を対象とした一般型のスクリーニング・アセスメントの実践過程として,導入と実践,アセスメント結果について検証した。次に,実践の評価として,一般型のスクリーニング・アセスメントについての実践中学校の教師の評価を検討した。その結果,本実践は教師から受容されていたが,本来のスクリーニングの目的でアセスメント結果が利用できず,アセスメント結果を具体的な支援にどのように生かしていくのかという課題が明らかとなった。さらにSCの役割として,アセスメント項目の作成,アセスメント結果の分析や解釈,教師へのコンサルテーションが明らかとなった。This study examined the implication of universal screening assessments in school-based prevention for effective implementation and the role of school counselors in these assessments. First, it's studied the process of introduction, implementation and the results though the trial of universal screening assessment for school adjustment in the middle school. Next, the trial was evaluated by teachers. Teachers accepted the trial, although it couldn't implement as screening for selecting the students who need to support. Finally, it is important to discuss how should the students be supported after assessment. On the roles of the school counselor, it suggested the followings; the development of screening instruments, the analysis and interpretation of screening assessment results and the consultation with teachers through all processes of a universal screening assessment.
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