内包量概念の形成に関する調査研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では「速度」「人工密度」「物質密度」という内包量について、概念形成の実態を把握するために、日常経験の異なる中学生・高校生・大学生を対象に縦断的な調査を実施し、その考察を行った。まず、第1回目の調査では、短大生を対象とした調査問題(斉藤2002)の追跡調査として、中学生39名・高校生35名・大学生37名を対象に行った。第2回目の調査では、第1回目の調査での課題を踏まえ、中学生179名・高校生186名を対象に調査を行った。その調査結果から、第3用法の関係性の理解と独立性の理解に課題があること、つまり、内包量の概念形成が、十分達成できているわけではないことが確認された。これは内包量指導が不十分であることを示唆する。
- 2011-02-18
著者
関連論文
- Pst-5 摩擦のない平面上をゆっくり進む波
- 共通教育科目「数学的活動」の実践 - 「モビールを作ろう」の事例を通して-
- P-25 エネルギーをテーマとした小中学生サイエンスキャンプの実施(ポスター発表,日本理科教育学会第59回全国大会)
- WS-08 微小ビーズ球を用いる摩擦のない力学演示実験II(ワークショップ,日本理科教育学会第58回全国大会)
- 2C-03 理科教育ワークショップ研究会の公開授業の取り組み : 理科を教える教員の授業力アップのための方策(一般研究発表(口頭発表),日本理科教育学会第59回全国大会)
- 15."Are you a good scientist?"の調査報告と課題(大会テーマ「実感!体感!物理教育〜物理教育の原点への問いかけ〜」)
- 1M-01 微小ビーズ球を用いる摩擦のない力学演示実験I(一般研究発表(口頭発表),日本理科教育学会第58回全国大会)
- 4p-7 微小ビーズ球を用いる摩擦のない力学・電磁気演示実験
- 地域が連携したエネルギー環境教育とその成果の活用
- 共通科目「数学的活動」における「ペグ・ソリティア」の実践ー新学習指導要領の『数学活用』に向けたパズル・ゲームの教材開発ー
- 内包量概念の形成に関する調査研究
- 小学校教員養成課程における「理科教材研究」授業改革の試み
- 小学校教員養成課程における「理科実験観察法(物理)」授業づくりの試み
- 1G2-E4 教員養成課程における理科教育授業の改革 : 模擬授業を中心とした小学校教材研究の取り組み(科学教育人材養成(2),一般研究発表,次世代の科学力を育てる)
- 出張講義における「楽しい授業」の紹介 - 「音楽と数学」の事例を通して-
- P-20 理数系教員養成拠点構築事業における福井大学の取り組み(ポスター発表)
- 自立的で継続的な公開授業・授業研究会の意義 : 福井理科教育ワークショップ研究会の取組から(セッション5)
- P-40 ヘッドホンメーカーの視点を生かした教材と授業プログラムの開発 : 福井の地域人材を生かした理科教育研究(その3)(ポスター発表)
- B5 Researcher-Like Activityによる授業の試み : 「ハノイの塔」の条件変更による問題づくりを通して(B.【問題解決1(問題解決,指導法等)】,論文発表の部)
- B11 事例研究:音楽と数学 : 有用性の実感を促す数学的問題解決の図式による授業(B.【問題解決1(問題解決、指導法等)】,論文発表の部)
- 1E-17 理科好きな福井の子どもたちを育てる試み : 企業との連携と教科横断的な指導の試み(一般研究発表(口頭発表))
- 2F-03 地域と連携した授業プログラム開発の取り組みとシステム作り : 福井の地域人材を生かした理科教育研究(その1)(一般研究発表(口頭発表))
- 第2回体験サイエンス・サマーキャンプの実践と評価
- 2F-04 福井市地方気象台と連携した授業プログラム開発と実践 : 福井の地域人材を生かした理科教育研究(その2)(一般研究発表(口頭発表))
- 探求的な学びを促すResearcher-Like Activityの授業 : 一人遊びゲーム「ペグ・ソリティア」を通して(第9分科会 学習指導法・評価,III 高等学校部会,第92回全国算数・数学教育研究(新潟)大会 第59回北陸四県数学教育研究(新潟)大会 平成22年度新潟県高等学校教育研究会数学部会 日本数学教育学会第92回総会)
- B21 事例研究;モビールを作ろう : 新学習指導要領における『数学活用』に向けた教材開発(B【問題解決(1)(問題解決・指導法等)】,論文発表の部)
- l1 内包量概念の形成に関する調査研究(l【数学学習・指導における心理学的研究】,口頭発表の部)
- b1 ペグ・ソリティアの数理 : 新学習指導要領における「数学活用」に向けたパズル・ゲームの教材開発(b【問題解決1(問題解決・指導方法等)】,口頭発表の部)
- Po-05 理数系教員養成拠点構築事業における福井大学の取り組み2(ポスター発表)
- 2A-01 小学校教員養成課程における模擬授業の意味 : 教師役と生徒役の双方の学びを高めるための授業改革(教員養成,一般研究発表(口頭発表))
- 教育実践報告 教科教育と教科専門の協働による授業『理科実験観察法』の実践と評価
- 「教科横断型授業」の開発研究2- 2009・2010年度協働実践プロジェクトでの取り組みから -
- 11I-204 自然再生の教材化と考察(環境教育・STS学習・総合的学習,一般研究発表(口頭発表))
- 共通科目「数学的活動」における「ペグ・ソリティア」の実践ー新学習指導要領の『数学活用』に向けたパズル・ゲームの教材開発ー
- 12E-103 学習指導要領の変遷から見る理科教育 : エネルギー環境教育の視点から(教育課程・カリキュラム,一般研究発表(口頭発表))
- 12B-103 理数系教員養成拠点構築事業における福井大学の取り組み3 : 平成23年度の取り組みとCST認定(教員養成,一般研究発表(口頭発表))
- RSA暗号の教材化についての一考察
- 「教科横断型授業」の開発研究(I)-2008・2009年度協働実践研究プロジェクトでの取り組みからー
- 内包量概念の形成に関する調査研究
- 具体的操作をもとに意味理解を深める学習展開〜1あたり量をもとにした実践(2年「かけ算」)より〜
- 教員養成系小学校理科教育におけるチュートリアル方式の実践(原著講演4,大会テーマ「めざせ"物理教育のフロントランナー"」)