内包量概念の形成に関する調査研究
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概要
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本稿では「速度」「人工密度」「物質密度」という内包量について、概念形成の実態を把握するために、日常経験の異なる中学生・高校生・大学生を対象に縦断的な調査を実施し、その考察を行った。まず、第1回目の調査では、短大生を対象とした調査問題(斉藤2002)の追跡調査として、中学生39名・高校生35名・大学生37名を対象に行った。第2回目の調査では、第1回目の調査での課題を踏まえ、中学生179名・高校生186名を対象に調査を行った。その調査結果から、第3用法の関係性の理解と独立性の理解に課題があること、つまり、内包量の概念形成が、十分達成できているわけではないことが確認された。これは内包量指導が不十分であることを示唆する。
- 福井大学の論文
- 2011-02-18
著者
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