部分医用画像に対する臓器位置合わせ(テーマセッション,計算解剖学における数理モデルの深化と応用展開)

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概要

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本稿では,撮像部位が不明な部分医用画像においても実現可能な臓器位置合わせ法を提案する.臓器モデルの従来位置合わせ法の多くは,画像とモデルの座標系を統一するために体型正規化を必要とする.この正規化に用いるランドマーク(LM)の抽出処理は,従来撮像部位が不明な医用画像に対しては容易ではなかった.しかし近年,部分医用画像においてもLMを抽出する手法が増谷らによって提案された.我々はこのLM抽出法を臓器位置合わせへと応用する.すなわち,臓器の点群統計モデルを画像に位置合わせする際の体型正規化に前記手法により抽出されるLMを使用る.また,部分医用画像に対応可能となるように臓器モデルの修正を行う.このことにより,撮像部位が不明で,なおかつ身体の一部しか撮像されていない場合でも,臓器モデルを画像に対して位置合わせできる手法を実現した.非造影X線CT画像において,仮想的に生成した部分医用画像に対して性能評価を行ったので報告する.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2013-07-11

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