Crystalline Flowによる輪郭線図形の非等方拡散について(一般セッション(1), 産業応用とパターン認識・メディア理解)
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概要
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本稿では, 輪郭線図形の多重解像度解析に非等方なCrystalline flowを利用することを提案する.特に, 辺の凹凸のスケールスペース表現を利用して, 元図形より大局的な角を抽出する手法を示す.Crystalline Flow非等方性は, Wulff図形と呼ばれる図形の形状を変化させることにより得ることができる.本稿では, まず, 適当に定めたWulff図形に対応したcrystalline flowを計算するための手順を示し, 次に, そのcrystalline flowに基づき大局的な角を抽出する手法とその結果を示す.Wulff図形の形状を適切に定めることにより, 元図形のうちある特定の方向の構造を軽視したり重視したりして, 構造解析をおこなうことが可能となる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-05-12
著者
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