ある広汎性発達障害児の行動アセスメントにおけるシステム構造分析の試み(資料)
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概要
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行動分析的な観点に基づくアセスメントと支援は、児童の行動を環境に適応させる効果的な方法であることが確認されている。しかしながら、従来型の行動アセスメントにおいては、多面的な問題行動を体系化する方法が確立されていないという問題点がある。そこで本研究では、システム構造分析を用いたアセスメント(システム行動分析)を適用し、多面的な問題行動を"反応階層"や"連鎖構造"からとらえることを試みた。その結果、問題行動の多面性を数量的に把握することが可能となり、効率的な支援を行うためのポイントが示された。最後に、従来型の行動アセスメントの知見を参照しながら、本研究で得られた知見の重要性について考察された。
- 日本行動療法学会の論文
- 2008-09-30
著者
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今井 正司
早稲田大大学院人間科学研究科
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今井 千鶴子
早稲田大学大学院人間科学研究科
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今井 正司
早稲田大学大学院人間科学研究科
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今井 千鶴子
早稲田大学人間総合研究センター
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嶋田 洋徳
早稲田大学
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