管理職・非管理職のソーシャルスキルと職場ストレッサー・コーピングの特徴 (経営情報学部特集号)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
ソーシャルスキルが心理学的職場ストレスモデルにおいて果たす機能について、職位(管理職・非管理職)による差異を検討した。工業系企業男性従業員1784名を対象とした分析の結果、ソーシャルスキル得点はいずれの尺度においても管理職者が非管理職者より有意に高値であった。また、量的ストレッサー得点は、管理職者が非管理職者より有意に高く、質的ストレッサー得点は、非管理職者が管理職者より有意に高かった。管理職者はソーシャルスキルが高いことから、質的ストレッサーの生成を抑制できる反面、量的ストレッサーを増加させるリスクのあることが示唆された。また、ソーシャルスキルの高い管理職者は問題解決につながる積極的コーピング方略を、ソーシャルスキルの低い非管理職は、消極的コーピング方略を多用すること等が示された。
2012-01-15

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク