ソーラス符号における量子揺らぎの復号性能(一般,複雑系とニューロコンピューティング)
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概要
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情報処理は,熱揺らぎを適切に制御することで高い処理性能を見出すことができる.画像修復や誤り訂正符号などで,西森温度で最適復号を達成することが知られている.近年,最適化問題を解くための手法として横磁場,すなわち「量子揺らぎ」を応用しようとする試みが注目されている.横磁場は,最適化問題に限らず情報処理においても有効な役割を果たす可能性がある.そこで,本研究は誤り訂正符号における最も代表的な可解モデルであるソーラス符号に焦点を当て,統計力学を用いた解析によって量子揺らぎによる情報処理性能を調べる.その結果,量子揺らぎと熱揺らぎを適切に制御することで,熱揺らぎのみを用いたときの最適復号性能を達成することが分かった.
- 2012-01-19
著者
-
井上 純一
北海道大学大学院情報科学研究科
-
岡田 真人
東京大学大学院 新領域創成科学研究科
-
岡田 真人
東大院新領域:理研脳総研:jst Erato
-
岡田 真人
独立行政法人 家畜改良センター奥羽牧場
-
永田 賢二
東大新領域
-
大坪 洋介
東大新領域
-
井上 純一
物材機構計算科学センター
-
永田 賢二
東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
岡田 真人
理化学研究所脳科学総合研究センター
-
岡田 真人
東大 大学院新領域創成科学研究科
-
大坪 洋介
東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
井上 純一
北海道大学 大学院情報科学研究科
-
永田 賢二
東京大学大学院 新領域創成科学研究科
-
OKADA Masato
Department of Complexity Science and Engineering, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo:Intelligent Coopertion and Control, PRESTO, JST:Laboratory for Mathematical Neuroscience, Brain Science Institute, RIKEN
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