トリアージネットワークにおけるセンサ密度と搬送優先度に応じたデータ送信手法の検討(モバイルコンピューティング,モバイルアプリケーション,ユビキタス通信,モバイルマルチメディア通信及び一般)
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概要
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大規模事故や災害発生時に傷病者の搬送優先度を決める「トリアージ」に,センサネットワークを適用したトリアージネットワークの研究が活発となっている.トリアージネットワークで収集するデータは傷病者の生体情報であるため,データの高到着率を維持する必要がある.しかし災害や事故の規模が大きくなると,傷病者の増加とともに取り扱うデータ量が増えるためトラフィック量が増加し,帯域圧迫によってデータ到着率が低下する.そこで本稿はセンサ密度と搬送優先度に応じてデータ送信間隔を変更するデータ送信手法を提案する.センサが低密度の際は帯域に余裕があるため短い間隔で全傷病者のデータを送信する.またセンサが高密度の際は搬送優先度が低い傷病者のデータ送信間隔を長くすることでトラフィック量を抑制し,データの高到着率を維持する.計算機を用いてシミュレーションを行い,提案手法の有効性を示す.
- 2011-05-26
著者
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重野 寛
慶應義塾大学理工学部
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田村 寛樹
慶應義塾大学大学院理工学研究科
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重野 寛
慶應義塾大学
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重野 寛
慶應義塾大学理工学部|独立行政法人科学技術振興機構 Crest
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重野 寛
慶應義塾大学大学院理工学研究科
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重野 寛
慶應義塾大学理工学部:独立行政法人科学技術振興機構 Crest
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斎藤 卓也
慶應義塾大学大学院理工学研究科
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戸口 裕人
慶應義塾大学大学院理工学研究科
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斎藤 卓也
慶應義塾大学 環境情報学部
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重野 章
慶應義塾大学理工学部
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