耐故障性を持つグループ鍵共有法の性能評価(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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グループ鍵共有法(GKE)とは,安全でない通信路を用いて不特定多数のユーザ間(n人)で共通の秘密鍵を構築し共有する手法である.耐故障性(robustness)を持つGKEとしては,Burmester-Desmedt GKE(BDI)を用いたrobust GKE(JKT)が,任意の(2T-1)個のノード故障に対する耐故障性を実現している.JKT方式はランダムなノード故障(最大(n-2))に対し完全な耐故障性を持つ方式への拡張も可能であるが,その一方で,計算量や通信量効率がグループメンバ数に線形依存(O(n))し非効率的である.SCIS2011では,我々の先行研究である耐故障性をもっ方式とJKTとを組み合わせた方式を提案した.本稿では,JKTと我々のSCIS2011の方式の性能を計算量,通信量の観点から厳密に評価する.
- 2011-02-24
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