差分位置情報と出力差分を利用したRC4 PRGAの解読

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概要

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ストリーム暗号で最も有名である RC4 は 1987 年に開発された.RC4 は現在でも様々なアプリケーションで使用されていてる.開発から 20 年以上たった今でも RC4 は解読されていない.RC4 は KSA と PRGA という二つのアルゴリズムから成立っており,KSA は初期内部状態を生成するアルゴリズムで PRGA は初期内部状態を変化させながら疑似乱数を生成するアルゴリズムである.RC4 の研究としては 7) では同じ初期内部状態を異なる鍵で出力されることが示された.また 2 バイトのみ異なる鍵が存在することも同時に示された.11) では初期内部状態に 2 バイトの差分を持たせることで,内部状態に偏りが現れることが示された.そこで本研究では 11) の偏りを用いて,差分位置情報と出力差分から初期内部状態の復元方法を提案する.
一般社団法人情報処理学会の論文
2010-02-25

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