覚醒下のスナネズミAIニュー一ロンによる視聴覚情報の時間的統合(聴覚・音声・言語とその障害,一般)
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概要
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ニューロンレベルで,視覚と聴覚からの情報の統合の仕組みは未だよく知られていない,我々は覚醒下のスナネズミにおいて,音刺激と光刺激に対する一次聴覚野ニューロンの神経活動を電気生理学的手法によって記録・解析した.正弦波(音刺激)とLEDライト(光刺激)を覚醒下のスナネズミの左側に呈示し,右脳の一次聴覚野から記録を行った.その結果,光刺激によって聴覚応答が影響を受けるニューロン,光刺激のみにも応答を示すニューロンをAIで発見した.34ニューロンのうち9ニューロン(26.5%)が,光刺激を同時に呈示することで聴覚応答を有意に増加,または減少させた(Mann-Whitney U検定,p<0.100).この光刺激による影響は,音刺激と光刺激の呈示タイミングがずれることで変化した.ニューロン全体で同時刺激の時に最も影響が大きく,この傾向は有意差を示した9ニューロンを除いても変わらなかった.視覚と聴覚から来る情報のずれが,AIではすでに検出されていると考えられる.
- 2010-02-25
著者
-
力丸 裕
同志社大学生命医科学部
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力丸 裕
同志社大学 生命医科学部
-
諏訪 洋一
同志社大学大学院生命医科学研究科
-
小林 耕太
同志社大学生命医科学部
-
力丸 裕
同志社大学大学院生命医科学研究科生命医科学専攻:バイオナビゲーション研究センター
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