先天性難聴者における劣化雑音音声の知覚(<特集>聴覚・言語に関する障害及び加齢,聴覚・言語一般)
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概要
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先天性難聴者の聴覚特性を調査するために,先天性難聴被験者のオージオグラムと同様の周波数特性を与えた劣化雑音音声の,健聴被験者における文章正答率を測定し,通常の劣化雑音音声を用いた場合の先天性難聴被験者の文章正答率と比較した。実験の結果,健聴被験者,難聴被験者共に学習効果は見られず,難聴被験者の文章正答率は87%以上で健聴被験者よりも高かった。これらの結果より,先天難聴者は,音声の振幅包絡情報を手がかりに文章内容を認識する能力が,健聴者よりも高い可能性が示唆された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-09-10
著者
-
力丸 裕
同志社大学生命医科学部
-
中市 健志
リオン株式会社
-
中市 健志
リオン(株)聴能技術部
-
中市 健志
リオン株式会社聴能技術部
-
坂本 真一
(株)オトデザイナーズ:岩手県立大学
-
力丸 裕
理化学研究所フロンティア研究システム思考機能研究グループ
-
力丸 裕
同志社大学 生命医科学部
-
坂本 真一
リオン株式会社
-
力丸 裕
同志社大学大学院生命医科学研究科:同志社大学バイオ・ナビゲーション研究センター
-
力丸 裕
同志社大学工学研究科
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