スナネズミの種特異音声が引き起こす行動(聴覚・音声・言語とその障害,一般)
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概要
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本研究は,プレイバックされた音声に対するスナネズミの移動行動を計測することにより,スナネズミの音声にどのような機能や意味があるのかを解明することを目的とした.実験は放射状迷路上で行い,アームの延長線上に配置されているスピーカーからスナネズミの種特異音声を呈示した.呈示した音声はGreeting call, Screaming call, Agonistic call, cage noiseの4種類である.Greeting callはスナネズミが他個体に出会う際に発する音声であり,親和的な情動を反映していると考えたため,接近行動を引き起こすという仮説を立てた.Screaming callは,スナネズミに痛みを与えた際に発する音声であることから,ネガティブな情動を反映していると考え,逃避行動を引き起こすと仮説を立てた.結果として,Greeting callに対しては接近や逃避行動は見られなかったが,Screaming callに対しての逃避行動を確認できた.これにより,Screaming callは,スナネズミのコミュニティ内の仲間に警告する意味がある可能性がある.
- 2010-02-25
著者
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力丸 裕
同志社大学生命医科学部
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力丸 裕
同志社大学 生命医科学部
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小林 耕太
同志社大学生命医科学部
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石野 慎二
同志社大学大学院生命医科学研究科知覚・認知脳神経機構研究室
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力丸 裕
同志社大学大学院生命医科学研究科生命医科学専攻:バイオナビゲーション研究センター
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