e-Learningを学会専門医取得・更新にどう使うか?(<特集>脳神経外科医の生涯教育)
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概要
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e-Learningは,パーソナルコンピュータやコンピュータネットワークを利用して行う教育方法で,医学領域でも積極的に活用されるようになってきた.単純にテキストや演習を電子化しただけの静的表現に限定されたものから,高度なコンピュータ機能(Javascript,CGIなど)を活用し,インタラクティブな展開(会話性)や動画を利用するなど,教育効果を上げるための工夫も可能となってきた.受講者の都合やペースに合わせて学習できることは大きな利点で,すでに実社会に出た者にとって自分の空き時間を利用して必要な知識を効率的に得ることができる利点は計り知れない.学習の進捗状況をコンピュータに記憶させ同じ内容を繰り返さないように工夫したり,逆に納得いくまで繰り返すことも可能で,ネットワークを活用してデータベースに登録すれば,受講者の進捗状況を管理し指導することや,e-Learningの活用状況や効果を検証することも可能となる.米国では自己学習システムSANS Programがe-Learning化されている.わが国では頚動脈ステント留置術術者教育プログラムJCASES(Japan Carotid Artery Stenting Education System)e-Learningを実施医資格を得るために脳神経外科医が受講した.e-Learningの重要な点は,コンピュータやネットワークの活用による従来の教育法では得られなかった学習成果の達成であり,その視点でシステムを開発・運用・検証し,改良し続けることが必要である.脳神経外科医の生涯教育にe-learningを積極的に活用すべきであることは間違いない.
- 2010-05-20
著者
-
坂井 信幸
神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科,脳卒中センター
-
坂井 千秋
先端医療センター脳血管内治療科
-
今村 博敏
神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科
-
菊池 晴彦
神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科,脳卒中センター
-
菊池 晴彦
神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科 脳卒中センター
-
菊池 晴彦
神戸市立医療センター中央市民病院
-
菊池 晴彦
神戸市立中央市民病院脳神経外科
-
菊池 晴彦
神戸市立中央市民病院 脳神経外科
-
坂井 信幸
神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科 脳卒中センター:先端医療センター脳血管内治療科
-
菊地 晴彦
国立循環器病センター脳神経外科
-
今村 博敏
神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科 脳卒中センター
-
菊地 晴彦
神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科
-
坂井 信幸
神戸市立医療センター中央市民病院
-
坂井 信幸
神戸市立中央市民病院 脳神経外科
-
坂井 千秋
先端医療センター病院 脳血管内治療科
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