冠動脈疾患を合併した無症候性内頸動脈狭窄症に対する治療方針

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概要

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• 無症候性内頸動脈狭窄症に対しての外科的治療の有効性はACASによって証明されており,周術期合併症が3%以下の術者が施行することが条件とされている.周術期死亡の多くの原因が虚血性心疾患によることは周知の事実であり,虚血性心疾患を合併した内頸動脈狭窄症の患者の治療はいわゆるhigh risk症例に分類され,その治療についてはまだ一定の見解を得られておらず,各施設が独自の判断に基づいて治療しているのが現状と思われる.American Heart Association(AHA)での冠動脈疾患を合併した無症候性内頸動脈狭窄症の患者に対する頸動脈内膜剥離術(CEA)のindicationとして,対側病変あるいは潰瘍の有無を問わず75%以上の狭窄であればacceptableであるとしている.以前はそれぞれの治療手段としてCEAとCoronary artery bypass graft(CABG)がstandardなものであったが,最近,治療のmodalityとしてCarotid stenting(CAS)あるいはoff-pump CABG(OPCAB),Percutaneous coronary intervention(PCI)が発展してきており,どういう組み合わせによる治療が良いのか混沌としている.今回,われわれは冠動脈疾患を合併した無症候性内頸動脈狭窄症の患者に対して外科治療を施行した25症例の周術期合併症についてretrospectiveに検討し報告する.

• 日本脳卒中の外科学会の論文
• 2004-11-30

著者

• 飯原 弘二

  国立循環器病研究センター脳神経外科

• 永田 泉

  長崎大学医学部脳神経外科

• 宮本 享

  国立循環器病センター・脳血管外科

• 高橋 淳

  国立循環器病センター脳血管外科

• 村尾 健一

  城山病院 脳血管内治療科

• 中嶌 教夫

  徳島大学医学部脳神経外科

• 村尾 健一

  国立循環器病センター 脳神経外科

• 森本 将史

  国立循環器病センター 脳神経外科

• 林 克彦

  国立循環器病センター 脳神経外科

• 宮本 享

  京都大学医学研究科脳神経外科

• 宮本 享

  国立循環器病センター脳血管外科

• 高田 英和

  中村記念病院脳神経外科

• 中嶌 教夫

  国立循環器病センター脳神経外科

• 高田 英和

  国立循環器病センター脳神経外科

• 坂井 信幸

  神戸市立中央市民病院脳神経外科

• 坂井 信幸

  神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科 脳卒中センター:先端医療センター脳血管内治療科

• 坂井 信幸

  神戸市立中央市民病院

• 林 克彦

  国立循環器病センター脳神経外科

• 村尾 健一

  国立循環器病センター 脳血管外科

• 坂井 信幸

  神戸市立中央市民病院 脳神経外科

• 高橋 淳

  国立循環器病センター内科脳血管部門

• 永田 泉

  長崎大学医学部　脳神経外科

• 宮本 享

  国立循環器病センター 脳神経外科

• 飯原 弘二

  国立循環器病研究センター　脳神経外科

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