看護診断学習に対するPBLテュ-トリアルの評価

概要

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【目的】成人看護学科目の看護診断学習において、1回と2回のPBLテュ-トリアルを経験する学生の学習達成状況に影響する要因を分析する。【方法】看護診断学習を1回と2回のPBLテュートリアルで学んだ看護大学2年生を対象に、学習目標の達成度や満足感、テユータの役割などを4段階のリッカート尺度と自由記述で調査した。【結果】1回を経験した105名、2回を経験した71名のデータを分析した。1回経験は学習目標やテユータ評価が高く、また学習に対する満足感も高かった。2回経験ではリソースパーソン活用が高く、自己学習時間は多いが学習への満足感は低く、自由記述のテュータの介入や授業時期と時間割へのネガティブな意見がその原因として考えられた。【考察】1)看護診断学習の前の事例学習は、学習動機を高めると思われる。2)習熟度別グループ編成は学生の満足感が高まり、またテュータの介入がしやすい。3)2回のPBLテュ-トリアルでは、自己学習時間を確保した余裕のある時間割の配慮が必要である、という3点が示唆された。