6Ia5 中学1年実験授業における試み : 密度の測定実験(大会テーマ「科学と社会のコミュニケーション」)
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概要
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本校で実施している中学1,2年生の理科実験授業について,通常授業と並行して行う授業としての在り方を検証する試みを,理科1分野のテーマに関して,昨年度から始めた。そのねらいは,少し先でその論理的部分を学ぶ題材や多少高度な測定作業に取り組み,「体験(体感)的習得」を目指すことである。昨年度は主に1年生の力学分野の実験授業構成に関する再構築を試行し,生徒達の作業能力に関する現状と可能性について,概観的に捉えることができた。そして,今年度1学期には,化学領域と物理領域が共有するテーマとして,「密度の測定」実験を開発・実施し,生徒達の理解度・習得度を測ることも含めて試みた。その結果,中等教育初期の段階の生徒達は,少し難しい作業や処理に,興味を持って取り組むことができ,そのような実験テーマ設定は,近い将来の学習に向けた動機付けとして有効であると考えるに至った。
- 日本物理教育学会の論文
- 2005-08-06
著者
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