就学前教育における規律化のための音楽(第2報) : 曲の種類と用い方について
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概要
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保育園や幼稚園ではさまざまな音楽が用いられている。その一つに園児の行動を制御し、保育活動を効果的にすすめるために意図的・計画的に用いられている音楽がある。保育活動のなかで規律化のために用いられていると思われる音楽に注目した。第1報を踏まえてそれぞれの保育活動の具体的な場面ごとに使用された曲を抽出し、曲の種類と用い方について分析した。分析の対象は保育園における記録件数372件、幼稚園における記録件数405件、計777件である。1.それぞれの場面で記録された曲名は、「朝の集会」で228曲、「帰りの集会」で130曲、「給食・弁当」の時間で101曲、「待ちの時間」で82曲、「活動の準備時」で80曲、「片付け」で28曲、「自由な時間」で30曲であった。2.保育園だけで記録されたのは「午睡」で46曲、「オルゴール曲」というように具体的な曲名が上げられていないものが多かった。3.いずれの場面でも多かったのは「朝の集会」の時の「おはようのうた」のように、「そのために作られたうた」であった。4.「そのために作られたうた」以外では「とんぼのめがね」が多く使われていた。
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