ホテイアオイを用いた環境修復技術開発のための基盤技術の開発(I.大学院重点特別・研究科特別経費,平成18年度麻布大学公的研究助成金事業研究成果報告)
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概要
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ホテイアオイを用いた水圏のファイトレメディエーション技術を開発するために,無菌ホテイアオイの培養に関する基礎研究を行った。まず,野外に於けるホテイアオイの湿重量変化と気温との関係を調べたところ,半月の平均気温が26℃の時,1日の湿重量が最大2.5%増加することがわかった。従って,無菌ホテイアオイをグロースキャビネット内で培養する際には,平均気温を26℃に設定することが望ましいと考えられた。また,大きな無菌ホテイアオイ個体を得るためには,通気性を良くするために培養器の開口部をアルミホイルで覆うのではなく,滅菌シートを利用した方が良いことがわかった。更に,無菌ホテイアオイを培養している培地の元素分析を行ったところ,一般的な植物組織培養に用いられるMS培地のFe,P及びCu濃度を高めた方が良いことが示唆された。
著者
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其木 茂則
麻布大学環境保健学部
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其木 茂則
麻布大学大学院環境保健学研究科
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久松 伸
麻布大学大学院環境保健学研究科
-
川上 泰
麻布大学大学院環境保健学研究科環境保健科学専攻
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森田 重光
麻布大学大学院環境保健学研究科
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