環境汚染物質代謝に関与する新規ラッカーゼのスクリーニング(I.大学院重点特別・研究科特別経費,平成18年度麻布大学公的研究助成金事業研究成果報告)
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概要
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白色腐朽葉の菌種間,また同一の菌種内で互いに酵素化学的な性質の異なるアイソフォームが存在し,水酸化PCBの代謝性も異なることがわかった。T. versicolor産生ラッカーゼにおける水酸化PCB分解では,陰イオン交換樹脂未吸着両分との反応では,高塩赤化水酸化PCBは酸性側よりも中性側で分解率が高く,陰イオン交換樹脂吸着両分との反応では,低塩素化水酸化PCBについても同様の動向を示すことがわかった。さらに,同じ四塩素化水酸化PCBでも塩素の結合位置の違いにより,分解率に差が生じることが明らかとなった。
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