ダイズイソフラボンのHPLCでの分離・精製と定量方法

元データ 2007-04-05 社団法人日本土壌肥料学会

概要

ダイズ種子のイソフラボン9種のHPLCによる分析法を確立した.まず,分析用の標準物質を作成するためにダイズの胚軸を用いて,含有率が低いアセチル配糖体とgenistein以外のダイズイソフラボン8種(daidzein,glycitein,daidzin,glycitin,genistin,malonyldaidzin,malonylglycitin,malonylgenistin)を精製した.精製したフラボノイドのうち,マロニル配糖体は,不安定でHPLCの標準物質として不適であることがわかった.そこで,分離精製したmalonyldaidzin,malonylglycitin,malonylgenistinは,保持時間(RT)の確認だけに用いた.マロニル配糖体がそれぞれの配糖体に変化することを利用して,精製した各々のマロニル配糖体の溶液をHPLCで分析した後,約10週間の間室温・暗所に放置し再度その溶液を分析した.放置期間に減少したそのピーク面積と増加した配糖体のピーク面積とそれらの濃度から,daidzinの1mg L^<-1>のクロマトグラフ上の面積を基準として,各マロニル配糖体の質量面積比を算出した.質量面積比の算出のための放置時間は,同様な実験系では5週間程度必要だと推察した.その質量面積比と分析したクロマトグラフのmalonyldaidzin,malonylglycitin,malonylgenistinの面積と標準物質daidzinの面積の比を用いて,マロニル配糖体の定量方法を確立した.

著者

山川 武夫 九州大学大学院農学研究院
仲野 快恵 九州大学大学院生物資源環境科学府
山川 武夫 九州大学大学院生物資源環境科学府
山田 亜理紗 九州大学農学部
仲野 快恵 九州大学生物資源環境学府
山川 武夫 九州大学農学研究院

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