ダイズの発芽種子の根毛を良好に発生させるための培養条件と根毛分離(日本土壌肥料学会2005年度大会プログラム)

元データ 2005-08-05

概要

本研究の目的は,根粒菌の接種の有無にかかわらず根毛を効率良く分離する方法を確立することである。最初に根毛を良好に発生するための培養条件を検討し,次に根毛の発生と根毛分離に対する根粒菌接種の影響を検討した。根毛を安定して発生させるための培養条件は,以下の通りであった。培養液としてC_a溶液(pH 6.0)もしくは無窒素の1/2 Hoagland溶液(pH 6.0)を用いた。No.2の濾紙2枚と硬質濾紙1枚を直径150mmのシャーレの本体に敷き,培養液で湿らせたNo.2の濾紙1枚をその蓋に張り付け,培養液を加えてオートクレーブした。濾紙が保持できるだけの培養液量に調節した後,シャーレ当たり殺菌したダイズ種子50粒を播種して培養を開始した。24時間後に10mL,48時間後に5mLの培養液もしくは根粒菌希釈液を種子当たり100μL供与した。根毛の分離は,76〜80時間培養後の発芽個体からの幼根部分を用いて行った。それを液体窒素の入ったビーカーに切り落とし,ガラス棒を用い5分間かき混ぜた。根から離れた根毛は上清に漂うので,別のビーカーに上清をデカントして根毛を回収した。この撹拌・デカントの操作を3回繰り返した。その結果,根毛採取量は2.7〜7.8(平均4.7) mg DW/200個体であった。

著者

山川 武夫 九州大学大学院農学研究院
山川 武夫 九州大学大学院生物資源環境科学府
山川 武夫 九州大学農学研究院
平謙 次郎 九州大学農学部

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