バヒアグラス放牧草地におけるエネルギーと物質の流れ : III.草冠構造との関連からみた放牧家畜による採食

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概要

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バヒアグラス放牧草地において,ホルスタイン育成牛を用いた輪換放牧を行ない,放牧前の草冠構造と家畜による採食について調査した。1.放牧前草量は467〜669g/m^2で推移した。一方,採食量(被食量)は21〜150g/m^2の範囲で大きく変化した。この結果,地上部全体の採食利用率は4〜30%の間で大きく変動した。2.地上部全体の採食利用率は,放牧強度との関連があるものと推察され,草冠を下層まで採食することによって増加するものと考えられた。3.家畜は草冠を,原則的には,上層から下層へと採食するが,茎や立枯より葉が優先的に採食される傾向が見られた。
1986-10-31

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