バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)草地における草量・薬量利用率の草高測定からの推定

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概要

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草地における草量と葉量の利用率を草高から推定する経験的数学モデルを,刈取り高さ,刈取り間隔および窒素施肥量が異なるバヒアグラス草地からのデータを用いて開発した。モデルは説明変数として,まず草高利用率を用い,さらに刈取り前草高を取り込んだ。独立データを用いた検証において,モデルによる推定値と実測値の一致は,草量利用率ではよかった(R^2=0.848,RMSE=0.048)が,薬量利用率ではよくなかった(R^2=0.840,RMSE=0.101)。薬量利用率の推定精度が低かった理由の1つは,低い刈取り高さの草地において植物の生育型が変化(時間の経過とともに葉がより下層まで分布)したためであった。
日本草地学会の論文
2002-06-15

著者

平田昌彦
宮崎大学農学部

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