バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)草地における分げつと葉の動態に及ぼす窒素施肥量と刈取高さの影響 : 分げつの出現と枯死
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概要
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バヒアグラス草地における分げつの動態に及ぼす窒素施肥量(5および209 m^<-2>year^<-1>)と刈取高さ(2,12および22cm)の影響について4年間にわたり調査した。分げつ密度は刈取高さの低下とともに増加し,低刈下では窒素施肥量の増加とともに増加した。Rate of site filling(出葉速度に対する相対分げつ出現速度の割合)は,草量が小さい時には草量の増加に伴って直線的に減少し,草量が大きい時には一定値をとるような折線関数で表され,相対分げつ枯死速度は気温の指数関数で表された。バヒアグラスは,厳しい草地管理条件(低窒素施肥量や強度の剪葉)に対し分けつの寿命を増加させるように、強度の刈取に対し分げつ出現速度を増加させ分げつ密度を増加させるように対処することが示された。
- 2003-08-15
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