在宅酸素療法者の外出の状況と抑うつ度との関連について

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概要

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在宅酸素療法者の外出の状況と抑うつ度との関連を明らかにすることを目的として、患者会に入会している在宅酸素療法者94名(平均69.96±7.43歳)を対象に郵送法による質問紙調査を実施した。外出の状況は外出目的数、外出方法数、外出頻度を質問し、抑うつ度はGDS短縮版にて測定した。その結果、平均外出目的数は男性3.03、女性3.53、平均外出方法数は男性2.44、女性2.75、最も多かった頻度は男女とも週3〜4回で、いずれも性差、年齢との関連は認められなかった。外出目的数は外出方法数と外出頻度と有意な正の相関(P<0.05)が認められた。GDS得点は女性(平均値9.16)が男性(平均値7.08)に比べて有意に(P<0.05)高く、年齢との関連はみられなかったため、男女で層別化して関連諸要因を制御し、GDS得点を従属変数とする重回帰分析を行った。その結果、男性では外出目的数が抑うつ度と負の相関を示し、女性では外出状況との関連は認められなかった。
東海大学の論文

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