中心静脈カテーテルに関する感染予防対策の実態調査
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概要
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本研究の目的は、中心静脈カテーテル関連感染の予防対策を検討するために、現在わが国で行われている感染予防対策の実態を明らかにすることである。一般病床数約500床以上の医療機関320施設に勤務する看護師640名を対象に質問紙調査を行った。411名(有効回答率64.2%)から得られた回答を分析した結果、以下のことが明らかになった。カテーテル挿入時マキシマルバリアプリコーションを実施しているのは10%未満であった。カテーテル挿入前に290名(70.6%)が剃毛を行うと回答し、そのうち189名がカミソリを使用していると回答した。また297名(72.3%)が三方活栓をよく使用すると回答し、そのうち101名が外したキャップを再び使用すると回答した。手指衛生については、側注前、ルート交換前といった中心静脈ラインへ直接アクセスする前の実施率が低かった。また滅菌物の取り扱いに、ガーゼカスト、万能つぼ、鉗子立てを用いているという回答は半数以上であった。
著者
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