感染予防のための尿道留置カテーテルの管理に関する実態調査
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概要
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本研究の目的は、看護師が尿道留置カテーテル挿入・管理をどのように行っているのかという現状を把握し、感染予防に関する今後の課題を明確にするためのものである。対象は、全国500床以上の病床を持つ総合病院に勤務している、臨床経験が3年以上の看護師460名。うち有効回答416名(回収率65.0%)その結果、1)99%の病院には、感染管理部門があり病棟には「尿道留置カテーテルに関する基準」があった。2)尿道留置カテーテル挿入時に「滅菌手袋を使用している」のは32%であった。3)カテーテル挿入時に使用している消毒薬は、ヨウ素剤(420%)、グルコン酸クロルヘキシジン(33%)の両者で全体の3/4を占めていた。4)尿道口の清潔を保つための陰部洗浄は、石鹸と温湯での実施が(80.0%)であった。5)滅菌尿の採取及び陰部の清潔を保つための入浴・シャワー浴実施では「蓄尿袋とカテーテルの連結部をはずして行う」が約6〜7割の割合で実施されていた。
- 2007-03-31
著者
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