十勝上士幌産出の白色粘土に関する研究 : 第1報 亀甲および三股粘土の粘土鉱物について
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概要
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十勝上士幌より産出する亀甲粘土と三股粘土の白色種につき,その主なる粘土鉱物を決定すべく,2μ以下の部分について化学分析,カチオン置換容量(CEC),示差熱分析(DAT),電子顕微鏡観察,電子顕微回折およびX線回折分析などを試みた。その結果,確認された粘土鉱物の種類と,その量的関係を一括表示すれば,第2表のとおりとなる。[表]亀甲粘土は,隣接の瀬多カオリン同様,板状カオリンであり,きわめて結晶度の高い三斜晶系のカオリナイトとデイッカイトからできている。三股粘土は,ベントナイトとみなされ,モンモリロナイトを主体としており,少量のセリサイト(絹雲母),モンモリロナイトとセリサイトの混合層鉱物とイライト(?)を含んでいる。
- 帯広畜産大学の論文
- 1959-06-30
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