326 粉末焼結積層法のリコーティング方法に関する研究 : 圧粉によるケーキの粒子密度向上とカールへの影響(OS6:ラピッド・プロトタイピング,学術講演)
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概要
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粉末を薄い層状に敷き,レーザ光で選択的に加熱・溶着することを繰り返すことによって3次元形状を造形するSLS法においては,造形物のカール現象がつねに深刻な問題となる.この現象の原因は様々ありそれぞれ対策がとられているが,本報では溶着前の粉末の密度を向上することに焦点を絞り,密度を向上するための方法を提案し,密度向上とカール低減に対する効果について実験的に検証する.溶着前の粉末密度を向上するために,通常利用されている逆回転ローラによる供給に続けて,順回転ローラによって粉面を圧粉する方法を提案し,実際にナイロン粉末を用いて実験をおこない,粉末密度が14%向上し,カールが40%低減することを確認した.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 2005-11-25
著者
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