インタリーブとスミア変換を用いたLMSアルゴリズムの性能向上

元データ 2007-01-22

概要

適応フィルタにおけるフィルタ係数の調整手続きには,さまざまな適応アルゴリズムが使われている.勾配法に基づき設計されているLMSアルゴリズムは,演算量の少なさや実装の容易さなどの点で広く利用される適応アルゴリズムである.しかし,LMSアルゴリズムには,入力信号の有色性により収束特性が大幅に劣化するという問題がある.本論文では,入力信号にインタリーブとスミア変換を用いて白色化することにより,LMSアルゴリズムの収束特性を改善する手法を提案する.本手法では,有色性の入力信号に対してインタリーブを用いて配列をランダム化し,スミア変換を用いて信号の情報を系列全体に拡散することで,白色化された信号を得る.計算機実験により,未知システムのシステム同定を行い,収束特性の劣化が改善されることを示す.また,本手法と離散コサイン変換(DCT)を用いて白色化する手法およびS-randomインタリーブを用いて白色化する手法との収束特性の比較を示す.

著者

宇戸 寿幸 愛媛大学大学院理工学研究科
大上 健二 愛媛大学大学院理工学研究科
園木 克俊 愛媛大学大学院理工学研究科情報工学専攻
宇戸 寿幸 愛媛大学工学部

関連論文

▼もっと見る