一般演題 3 被爆者証言の分析 -健康と被爆の関連からー
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概要
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被爆から61年が経過し,被爆者は平均年齢が73歳と高齢化が進んでいる。11年前の調査によれば被爆から50年が経過しても,なお被爆者に「こころの傷」が残っていることが報告された。長崎市は,精神的側面および生活状況に関する実態把握のため,1997年に「被爆者健康調査」を実施した。この調査により被爆体験が精神的健康度に影響を及ぼすことが明らかになった。また,本田らも同様の結果を報告している。我々はここ数年,被爆者の口述記録を分析してきた。これまでに口述記録に出現する構成要素は性,被爆時年齢,被爆距離,精神的健康度により異なることを報告した。口述記録とは被爆体験に関する聞き取りのためにいくつかの設問をもうけて,その回答を自由に述べてもらったものである。そのひとつに健康と被爆との関係について考えるかどうかの設問がある。考えるとした群が何を気にかけているのかを口述記録の中から探ってみることを目的とした。
- 長崎大学の論文
著者
-
三根 真理子
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科附属原爆後障害医療研究施設資料収集保存部資料調査室
-
濱田 茂
長崎市役所原爆被爆対策部援護課
-
柴田 義貞
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科原爆後障害医療研究施設放分子医療部門分子診断学分野
-
柴田 義貞
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
-
柴田 義貞
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科原爆後障害医療研究施設分子医療専門分子診断学分野
-
太田 保之
自治医科大学 看護学部
-
太田 保之
衛藤病院
-
太田 保之
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科附属原爆後障害医療研究施設 資料収集保存部
-
近藤 久義
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科原爆後障害医療研究施設資料収集保存部資料調査室
-
本田 純久
長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設
-
太田 保之
長崎大学医学部保健学科
-
本田 純久
長崎大学熱帯医学研究所熱帯感染症研究センター
-
三根 真理子
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科原爆後障害医療研究施設
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