一般演題 13 長崎市原爆被爆者におけるHbA1c値要指導の割合

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概要

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平成16年の国民健康・栄養調査によると,内臓脂肪症候群いわゆるメタボリックシンドロームの有病率は,予備群も含めると60歳以上では男性で50%以上,女性でも30%弱と予想されている。メタボリックシンドロームになると,種々の疾患が引き起こされ易くなり,治療の対象としても考えられるようになってきている。メタボリックシンドロームの規定因子の一つに空腹時血糖値があるが,空腹時血糖値が得られない場合には便宜的にHbA1cの値が用いられる。また,欧米人を対象とした研究では,HbA1c高値が総死亡と心疾患死亡のリスクを上昇させることが指摘されている。さらに,広島の原爆被爆者を用いた研究では,糖尿病の診断がない場合でも,HbA1cの値が6%以上であると死亡のリスクが高くなることが報告されている。我々は,長崎市原爆被爆者におけるHbA1c高値の頻度およびHbA1c高値と関連する要因について調べることは,原爆被爆者の健康管理を行う上で重要であると考え,本研究を行った。
長崎大学の論文

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